VRとは仮想現実のことです。
専用のゴーグルを装着し、3D空間で実際の家の間取りを体験できるようになっています。
目の前にバーッと空間が広がります。
建築する前に、家の中に入った感覚を味わえるわけです。
これまでの住宅建築では、お客の要望を聞き取り、間取り図を作りました。
でも専門家でもないお客が図面を見ても、なかなかイメージできないんですよね。
「どんな家が建つのか?」お客は不安なんです。
建築してみたら、「イメージと違った」なんてこともありえます。
建築模型やCG図でイメージを描いてくれることがありますが、
それでもお客は細かいところがわかりません。
「どれくらいの広さなの?」
「天井の高さはどんな感じ?」
「キッチンの高さは?」
「幅はどう?」
「部屋の配置を変えたらどうなる?」
実感できないことだらけです。
わからないから、住宅展示場や完成見学会で、できるだけ近いものを見るわけです。
そしてとうとうVRバーチャルリアリティーが登場しました。
コンピューター技術の発達のおかげです。
VRではまさに目の前に住宅が再現されます。
天井の高さ、部屋の広さ、通路の幅、インテリアの配置など、具体的に確認できます。
まるで本当に家の中を歩き回るような体験です。
しかもお客の要望を、すぐに設計に反映したり、修正も自由自在です。
部屋の間取りや、インテリアの配置、キッチンやバスルーム、トイレ、壁や床の色まで試してみることができます。
また、天井の高さは気になるものです。
標準的な240cmで十分なのか、260cmだと広く感じるのか、もっと高い天井はどんな感じ?
など理想的な家を3D空間で、作ることができます。
まさに家を試作できる感じw
もちろん、最終的には予算との兼ね合いもありますけどね。
バーチャルリアリティーを導入している建設会社やハウスメーカーは、どんどん増えています。
無料体験や1時間当たり数千円で募集していることがあるので、
詳しくは各社のホームページで調べてみては。