玄関も標準より広く、リビングやダイニング、和室も大きめなので、とても広い印象を受けます。
モデルハウスの設備もグレードが高いものを入れているため、そのままでは参考になりません。モデルハウスが一番良い状態なのだと考えたほうが無難です。
新築一戸建ての参考になるのは、住宅地にあるモデルハウスのほうです。展示しながら販売も視野に入れているため、現実的な設計になっています。
それでもやはりモデルハウスなので、内装が少しお洒落になっていて、実際の生活には不要な設備もあります。まったく同じものを建てるなら、お金がかかります。
そこで、間取りは参考にしつつ、内装は予算に合わせて変更することで、より具体的にイメージできるようになります。
また住宅展示場では、複数のハウスメーカーのモデルハウスを、比較できることがメリットです。比較する時には、注意するポイントがあります。
それはモデルハウスの「築年数」も考慮することです。
ハウスメーカーの技術は、年々進化していて、数年でガラッと変わります。
住宅展示場のモデルハウスは、ハウスメーカーごとに築年数が違います。新しいモデルハウスもあれば、数年前の古いタイプもあります。
1年目と 5年目では、だいぶ印象が変わります。新しいモデルハウスのほうが、印象が良いのは当然です。
でも住宅展示場のモデルハウスが古くても、今現在は良くなっている可能性もあります。
したがって、最新の新築物件を見せてもらったほうが、一番確実です。ハウスメーカーによっては、「完成見学会」を実施している場合もあるので、聞いてみましょう。
住宅展示場では、営業担当者に、「他社も比較検討している」ことをしっかり伝え、パンフレットやカタログをもらいましょう。
自分の会社に自信のある営業担当者なら、きっとお客様が戻ってきてくれるという確信があるため、「納得がいくまで、じっくり比較してください」というようなことを言ってくれます。
またモデルハウスを見る時は、最初で「30分くらいで案内してください。」と伝えれば、時間内で要点を説明してくれます。
時間内にわかりやすく説明できることも、優秀な営業担当者には、欠かせない能力です。
ハウスメーカーの技術やデザイン、価格が同じくらいなら、最終的には、営業担当者との相性が決め手になることもあります。
モデルハウスは 2階建てが多いですが、平屋建て(1階建て)を検討している場合でも、部品は同じなので、参考になります。
後悔しないように、できるだけ多くのモデルハウスを見学して、比較しましょう。