水回り(水周り)とは、建物の中で水を使う場所のことです。
建物の水回りは、毎日必ず使うものだから、良いものを選びたいところです。水回り次第で、暮らしが快適になります。
モデルハウスのキッチンや浴室は、グレードが高いタイプが使われていることが多いのと、少し前のタイプのこともあります。そのため、そのまま参考にすることができません。
実際に新築する時は、商品カタログから選択することになります。
ハウスメーカーのカタログには、提携している数社の商品が掲載されていて、その中から、自由に選ぶことができるようになっています。
しかし、カタログだけだと、大きさのイメージがしにくいのが欠点です。
そこでショールームが用意されています。ショールームとは、商品を展示している場所のことです。
提携している会社は、ショールームを用意していることが多いので、実際に商品を見ることができます。
ただしショールームは、広さが限られているため、カタログとまったく同じ商品が、展示されていない場合もあります。
その時は、提携しているハウスメーカーの「標準仕様」となっているグレードの商品を見せてもらいましょう。大きさや質感、機能などの大まかな感じはつかめます。
ハウスメーカーの営業担当者にお願いすると、事前に提携先に連絡してくれます。するとショールームで、いちいち事情を説明する手間が省けるため、助かります。
最近では、水回り部分がユニットになっていることが多いです。
建築する時に、一番手間のかかる水回り部分を、あらかじめ工場でユニットとして作ることで、品質を一定にできます。しかもコスト削減にもなります。
また建築現場では、運んできたものを、組み立てるだけで済むというメリットがあります。
水回りは、機能や価格など様々です。ハウスメーカーのカタログには、豊富な写真が掲載されているので、実際に使っている場面をイメージすることができます。
どんどん便利な機能が増えているので、「へー!こんなこともできるんだ」という感じで、勉強にもなります。