・近くにスーパーがある
・通勤や通学に便利
・交通手段がある
・周辺の環境について
・老後について
私達の生活で、毎日欠かせないのが、「食」に関することです。建築予定地の近くで、歩いて行ける範囲に、スーパーがあると、かなり便利です。
若いうちは、車を運転して、遠くのスーパーまで買い物に行くことができます。でも年をとると、車の運転が難しくなることがあります。
車を運転できなくなった時のことを考えれば、近くにお店が無いと不便です。
電車やバスでも買い物に行けますが、何かと不便です。お醤油を1本買いに行くのに、わざわざバスに乗らなければならないのは、面倒ですよね。
だから歩いて行ける範囲で、買い物ができると、老後はとても便利なのです。
ちょっとした売店でもいいのですが、商品が豊富で、価格が安い、スーパーがあると、経済的にも助かります。
夫婦が働き盛りだったり、子供が学校に通っている場合は、通勤や通学に便利なことも、土地を選ぶ重要な条件です。
子供が小学生や中学生の場合は、今後通うことになる学校についても、調べておいたほうがいいでしょう。受けられる教育とも関係してきます。
高校生くらいになると、学校が多少遠くても、自分で行くことができます。
もちろん交通手段があることも重要です。車がある場合は、少し不便な場所でも何とかなるかもしれません。逆に電車やバスが便利なら、車が不要なこともあります。
また、土地を探す時には、周辺の環境についても、十分検討する必要があります。
例えば、田舎で土地を探す時に、意外と忘れがちなのが、「畑」です。
畑に農薬を散布する時に、周辺の住宅まで飛んでくることがあり、外に干した洗濯物に付いたり、部屋の中まで臭いがすることがあります。
牧場や小さな牛小屋があると、少し離れていても臭うことがあります。
「ここの土地安いな」と思っていたら、近くにお墓があったということもあるので、周囲をよく観察してください。
土地を探すのは、天気が良い日が多いと思います。でも注意が必要です。
天気が良い日には、すばらしい場所だと思っていたら、雨の日には、状況が一変することがあります。
川が近くにある時は、洪水や浸水などが起こりやすい地域かどうか、調べる必要もあります。
やはり周辺に住んでいる人にも、話を聞いてみたほうが安心です。
もし、老後も同じ家に住みたいと考えている場合は、1人になった時にどうするかまで、考えておいたほうがよいでしょう。
例えば、都会に住んでいた夫婦が、退職してから、念願だった田舎に移り住むことがあります。
土地が安く、自然に囲まれた田舎暮らしは、大変魅力的なものです。
夫婦とも元気なうちはよいのですが、どちらかに先立たれると、状況が変わってしまいます。
老後一人では寂しいのと、家の掃除や庭の手入れが大変なため、結局、都会のマンションに移るケースが増えているようです。
新築一戸建ては、人生最大の買い物です。普通は1回しか買うチャンスがありません。
したがって、新築一戸建てを検討する時は、今後の人生設計も考慮しながら、慎重に決める必要があります。