しかし住宅展示場のモデルハウスは豪華すぎて、実際に家を建てる時の参考にはなりません。
街中にある、建売住宅用のモデルハウスは、売ることを前提に、一定期間モデルハウスとして利用しているため、少しは普通の家に近づきます。
でも内装は少しグレードが高くなっているので、同じものを建築すると高くなります。
規模が小さい中小ハウスメーカーや工務店は、モデルハウス自体が無いことも多いです。
また、大手ハウスメーカーでも、平屋のモデルハウスを持っていることは、ほとんどありません。
そこで、実際に建築したお客様にお願いして、完成見学会を開くことになります。
完成見学会は、建設中に見学できる場合と、完成後に一定の期間だけ見学できる場合があります。
または、実際に人が住んでいる家を見せてくれるオープンハウスもあります。オープンハウスは、比較的新しい家が多いです。
古くなると、新しく家を建てる人の参考にならないし、逆効果になる場合もあるからです。
オープンハウスは、顧客と良好な関係を築いていないとできないので、ハウスメーカーの自信の表れといえるでしょう。
欠陥がある住宅は、紹介できないので、ちゃんとメンテナンスが行き届いているはずです。
完成見学会は、自分の住宅を公開する顧客にもメリットがあります。完成見学会を開くことを条件に、建築価格を割り引いてくれることがあるからです。
たまに新聞でモデルハウスの募集(モニター)をしていますが、数百万円の値引きになっているケースもあります。
もちろん安く建築することができるし、値引き分で住宅設備のグレードを上げることもできるので、顧客にとってはメリットが大きいわけです。
では完成見学会やオープンハウスがあることを、どうやって知ればいいのでしょうか?
ハウスメーカーのモデルハウスを見学した時に、アンケートに答えていれば、完成見学会の案内が、DMで届きます。
また完成見学会は、新聞広告や住宅新聞、住宅雑誌などに掲載されているので、すぐにわかります。
もし建築を依頼するハウスメーカーや工務店が決まっている場合は、営業担当者に聞いてください。完成見学会やオープンハウスの予定があるなら、教えてくれます。