普通は、住宅展示場に行ったり、完成見学会に参加したりして、情報を集めているのではないでしょうか。
でも住宅展示場のモデルハウスは、グレードが高いし、建築時期が異なるので、比較し難いのが欠点です。
また完成見学会は、実際にお客様が建築した家なので、グレードは丁度良いのですが、1社が単独で行なっている場合が多いです。こちらも比較し難いのが欠点です。
そこでおすすめなのが、「新しい住宅地」の完成見学会や建売住宅です。
新しい住宅地は、これまで住宅がなかった土地で、埋立地や山を切り開いて住宅地にしています。区画整理が行なわれ、多くの土地が分譲されています。
新しい住宅地では、街の景観を守るために、新築住宅を建築する時に、いろいろ決まりごとがある場合があります。
そのため、似たような住宅が並ぶことが多いです。
実は似ているということは、外観や床面積が同じくらいなので、ハウスメーカーを比較するには、好都合なのです。
外観は似ていても、中身は各ハウスメーカーごとに特徴があり、構造や断熱材、空調、間取りなどは様々です。
逆にシステムキッチン、ユニットバス、トイレなどは、どのハウスメーカーでも似たような感じになっています。
*オリジナル仕様も有り
新しい住宅地の物件は、建築時期が近いので、各ハウスメーカーの技術やデザイン、価格を比較しやすいメリットがあります。
新しい住宅地には、様々なハウスメーカーが参入します。
全国的に展開している大手ハウスメーカーや、地元の中小ハウスメーカーまで、いろいろあります。
また大きく分けると、建売住宅と完成見学会があります。
建売住宅は、ハウスメーカーが独自に設計し、建築した物件で、「こんな家はどうでしょうか」という提案型になっています。気に入ったら、実際に購入することができます。
完成見学会は、お客様(施主)が新築した物件を、引渡し前にハウスメーカーが一時的に借り、新しいお客様の参考にするために公開しています。
完成見学会の物件は、施主の要望を取り入れた設計になっているので、建売住宅よりは特徴があります。
家族構成や予算によって、間取りが異なるので、参考になる点がたくさんあります。
もし見学に行く場合は、土日をおすすめします。平日はお客様が少ないので、閉まっていることが多いです。
ハウスメーカーの営業担当者に頼むと、平日でも見学させてもらえますが、複数の会社を比較したい場合には不便です。
土日なら、各社の営業マンが常駐しているので、効率的に見て周れます。
新しい住宅地は広く、見学できる物件が点在していることがあります。
でも家の前に「のぼり旗」や、受付用の「テント」が設置されているので、すぐにわかります。一軒見つければ、同じ会社の物件は、営業マンが案内してくれます。
ついでに、他にどんな会社が参入しているのかも聞いてみるとよいでしょう。あとは芋ズル式にどんどん見学することができます。
完成見学会は期間がありますが、建売住宅は売れるまで毎週土日やっているので、いつでも見ることができます。
たとえ売れた場合でも、新しい住宅地では、近くに新しい物件を建築していることが多いので、しばらくするとまた見学できるようになります。